マイホーム関連

いい不動産屋の選び方 ポイントをチェックしていい不動産屋か見分ける!!

不動産屋にも、いい不動産屋と悪質な不動産屋があります。でもどの不動産屋がいい不動産屋か?悪い不動産屋か?なんてわかりませんよね。

そこで宅地建物取引士でもあり、土地探しに何軒も不動産屋へ回った私が「いい不動産屋」と「悪い不動産屋」の見分け方をご紹介します。どうぞご参考にしてください。

いい不動産屋が掲げているもの

一般的に「不動産業者」とは「宅地建物取引士」がいる会社のことを言います。従事者5人に対し1人は、宅地建物取引士がいなくてはなりません。

事務所には、都道府県知事が認定した「宅地建物取引業免許」を掲げなければいけないので、まずはその免許が掲げられているかをチェックしましょう。

これは超当たり前のことなので、これを掲げていない不動産屋は絶対だめです!!

普通ならわかりやすい所に掲げてあるはずなので、掲げてない事務所はすぐ退散しましょう。

例:国土交通大臣(1)第〇〇〇〇号
例:静岡県知事 (3)第〇〇〇〇号

上図のように、免許権者には国土交通大臣または都道府県知事、()内は免許を更新した回数、免許番号が「第○○○○○○号」の所に入ります。

免許は5年ごと(1996年以前は3年ごと)に更新されるため、()内の数字が大きいほど長く営業していることになります。

長く営業できているというのは、ちょっと安心できますよね。ですが、営業範囲を変えた時や個人から法人になった時は、()内の数字が小さい場合もあるので、営業歴が気になる方は「更新回数が少ないですけど、まだ新しい会社なんですか?」と聞いてみてください。

聞いてみることで「この人色々調べてきてるな」とか「詳しいのかな」とか思わせることもできるので、ここで煙たそうな顔をする会社はやめておいた方がいいです。

いい不動産屋の店頭に貼ってある広告は?

不動産屋の店頭や、広告チラシのキャッチコピーなどを見て「胡散臭いな」とか思ったことありませんか?もともと不動産屋自体が、胡散臭いような怖いようなイメージがあるかと思いますが、広告などのキャッチコピーにも使っていい言葉の決まりがあり、宅建業法32条で「誇大広告の禁止」が法律で定められています。一例をあげると

・優良物件
・一等地
・特売物件
・適正価格
・完全、抜群

なども使ってはいけないワードです。根拠がないものなどは使う事はできません。よく店頭に魅力的な情報が貼ってあったりしますが、甘いキャッチコピーに騙されない様にして下さい。ルール違反な文言の場合が多いです。

ルール違反をしている不動産屋は、広告も「おとり物件」だったりします。過度なキャッチコピーを書いている不動産屋もやめておくのが無難です。

いい不動産屋の営業マンの態度や言動

これが一番重要です。いい不動産屋=いい営業マンがいる

と思っていいと思います。でも上辺だけの場合があるので難しいところでもありますが。胡散臭い人はやめた方が良いですね。

上記2つの「宅建免許を掲げているか」と「広告・チラシの文言のルール違反」は、当たり前にクリアーしていなければいけない事であり、目に見てすぐ判断できることですね。

ですが、この3つ目はパっと見てすぐわかることではないのですが、その営業マンと話をしたときの直感も大事にしてみて下さい。

言葉遣い・態度はきちんとしているか?

当たり前のことですが、一番重要です。言葉遣いが最初からあまりにもフランクだったり、態度が横柄だったら即やめましょう。

人によって「フランクな人がいい」という人もいるでしょうから、一概に「やめた方がいい」とは言えませんが、初対面から言葉遣いが軽かったり態度が横柄な人に、大きな資産が動く仕事を任せられますか?社会人としての常識ができていない人は信用できません。

土地などすぐに見つからなければ、しばらく付き合う人なので、態度が悪い営業マンだと物件探しも嫌になってしまいます。

要望はきちんと聞いてくれるか?

どんな物件を探しているか?まずはじめに聞かれます。その時に、こちらの要望をきちんと聞いてくれるか?を見て下さい。

要望を言った時に「こいつ何言ってんだ?」みたいな顔をする営業マンもいます。あるテレビ番組で「上京する女の子が不動産屋を何軒か回り、住む部屋を探す」というコーナーがあるのですが、そのコーナーを見るとよくわかります。

上京する子というのは、希望の家賃価格と要望が割りに合ってない場合がほとんどで「その家賃でそんな物件あるわけないよ・・・」という要望を言ったりしてます。

営業マンの態度や表情に注目すると、鼻で笑って小ばかにした様な顔をする人もいれば、「その条件だと厳しいんですけど探してみますね」と親身になってくれる人など、態度が違うのがよくわかります。そしていい物件を紹介してくれるのは、大体態度の良かった不動産屋です。

私たちも同じで、物件探しを始めた頃は、いろんなことがわからないので、無理な要望を言っているかもしれません。でもその時に下に見てくるか?丁寧に対応してくれるか?そういった態度や人柄に注目してください。

態度がよろしくない営業マンは、それなりの仕事しかしないと思って下さい。

デメリットを言ってくれるか?

そして物件を紹介してくれる時にデメリットまで言ってくれるか?も重要なポイントです。

不動産屋は契約してほしいので、不利になることを言いたくないのが本音です。なのでデメリットを隠さず言ってくれる不動産屋は「いい不動産屋」という1つの判断材料になります。

何もデメリットを言ってこない物件があったら「この物件のデメリットって何ですか?」と聞いてみるのもいいですよ。その時の対応もチェックポイントです。

契約を急かさないか?

悪い営業マン(不動産屋)のわかりやすい特徴に、契約を急かしてくるというのがあります。

まだ決めかねているのに「早くしないと売れちゃいますよ」とか「他にも検討中の人がいるので」と、煽ってくる営業マンもいます。

確かにいい物件は、買い手が早くついてしまうので、のんびりしているとすぐに売れてしまいますが、焦って買ってしまい失敗している人が世の中にたくさんいます。

人間は焦ると判断能力がかなり鈍ります。そういった心理を利用し、思いっきり急かしてくる不動産屋はやめた方がいいです。

いい不動産屋の選び方のまとめ

あとは本当に当たり前の事なんですが「外観の店内の清潔さや、整理整頓できているか」を見て下さい。これはどんな会社にも言える事なのですが、特に不動産屋は、登録書類や契約書など個人情報をたくさん管理しています。

それが店内が整理整頓できてなかったり、不潔だということは、私たちの個人情報もいい加減に取り扱われる恐れがあります。

当たり前のチェックポイントなので、3つの項目には入れませんでしたが、最低限のチェックポイントとして念頭に入れておきましょう。

error: コピーは禁止です