引っ越しが決まっていて「住所が変わったことは年賀状で報告しよう」と思っていたら、突然の訃報が・・・。
これは私が体験したことなんですが、引っ越し時期が11月頃と決まっていたので、引っ越し報告のはがきは出さず、年賀状で報告しようと決めていました。そんな時に身内に不幸が。
こんな時はどうすればいいのか?
引っ越し報告のはがきを先に出して、1ヶ月しか経ってない12月に喪中はがきを出すのって・・・。不幸があったばかりで、まだ喪に服してる時に「引っ越しました!!」という、めでたい感じのはがきを出すのはあり得ないか・・・。
じゃあ喪中はがきに「引っ越しました」と一言書いていいのか?でも幸と不幸が同じはがきに書いてあるって・・・。
と、色々考えましたが、結局どうしていいか?わからなかったので調べてみました。ご参考にしてください。
喪中はがきで引っ越し報告をしてもいい?
まず喪中はがきというのは「喪中なので年賀状が出せません」という年賀欠礼を詫びるものです。なので「喪中のお知らせ」と「引っ越し」という方向性が異なる内容のことを1つのはがきで送るのは不自然であり、本来は喪中はがきに引っ越し報告をするのは好ましくありません。
ですが、身内の不幸は突然やってくるので、引っ越しなどと重なってしまうのは結構あることです。喪中はがきは、だいたい11月から12月上初旬までに送るのがマナーです。今回の私のように、11月の引っ越しはすでに決まっていたことで、身内に不幸があったのが10月という直近の場合なんかは、別々にはがきを出したら、ほぼ同時期にはがきが届くということになってしまいます。
それも変ですよね。しかも不幸があったのをわかっていて「引っ越しました!!」っていう、めでたい系のはがきを出すというのも気が引けます。
ですが、引っ越しの時期が、11月以降など年末に近い場合は喪中はがきと住所変更のお知らせを兼ねても大丈夫です。その時は喪中はがをメインとして、最後に転居したことを書き記すことで引っ越しの挨拶とします(書き方は下記にあります)
ですが、例えば身内に不幸があった日が1月として、引っ越しが3月などという場合は、年末まで時間がある場合は、引っ越しの報告はがきは3月頃に出して、その年の11月から12月初旬に喪中はがきを出せば問題ないですね。引越し報告のはがきと喪中はがきを別々に出せばOKです。
喪中と引っ越しが直近の場合など得ない場合は、住所変更のお知らせを兼ねても問題ありません。
喪中はがきで住所変更を知らせる文例は?
引っ越しのご挨拶はがきには「近くに来たら寄って下さい」など一言添えることも多いですが、上にも書いたように、添え書きをするのは、喪中はがきにはふさわしくありません。喪中はがきは年賀欠礼がメインなので、引っ越しの報告は形式的に伝えるようにします。
なので、喪中はがきの本文に引っ越した旨の文章は書かないで、「転居しました」や住所のところに「新住所」くらいにとどめておきます。これが引越し報告となります。
引っ越しの挨拶文まで入れたい
喪中はがきには添え書きをしないのがマナーとされています。上にも書きましたが、喪中はがきは年賀欠礼を詫びるものなので「引っ越したので遊びに来てください」などの添え書きはおかしいですよね。
でも、どうしても一言添えたかったり、近況報告までしたい場合は喪中はがきとは別に引っ越し報告のはがきを出すようにしましょう。寒中見舞いで引っ越し報告をするのがいいですね。
引っ越しをしても郵便局に転送届を出していれば、1年間は旧住所への配達物は新居に転送されます。なので急いで引っ越し報告をしなくてもいい人は、喪が明けたかなという頃合いを見て、引っ越し報告はがきを出すのでも遅くはありません。
まとめ
喪中とお祝い系のもの(結婚式、妊娠、新居を構える)が、重なってしまうというのは、珍しいことではありません。
お祝い事も訃報も突然やってくることが多いです。喪に服したり、一方ではめでたいことがあったりと重なってしまうのは気持ちも大変かと思いますが、大人として恥ずかしい思いをしないようになので、こういったマナーはこれを機に覚えておくといいですね。
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