ペットロスになった時、多くの人が一度は考えるのが「新しい子を迎えてもいいのか?」ということ。
新しい子を迎えるというのは、ペットを亡くし、辛い思いをしている人にとっては、かなり葛藤があることかと思います。
この問題に関しては、いろいろな意見があると思いますが、私が気持ちが楽になったお話をご紹介します。
ペットロス 新しい子を迎えるのは悪いこと?
可愛がっていた大事なペットを亡くし、悲しみに暮れている時に「この気持ちはどうすればいいんだろう」と悩んでいる時に「新しい子を迎える」という選択肢が頭に浮かぶ人も多いですよね。
でも、その先をさらに考えると
「亡くなった子がやきもち焼くかな」
「前の子の様に可愛がれるかな・・・」
「前の子を裏切ってる気がする・・・」
など、いろいろと考えてしまいますよね。
でも私は、我が子(犬)を亡くしてすぐに「新しい子を迎えるのはどうか?」ということを考えました。私も溺愛していた子が亡くなったので、そんなことが頭をよぎるなんて思いもしませんでした。
では、なぜすぐに「新しい子」のことを考えてしまったのか?というと・・・
火葬をしに行った所に、身寄りのない毛もボサボサな白い雑種犬が、小さいケージに入れられているのを見たからです。
「どうせ行ってしまうんでしょ」とでも言わんばかりの切ない目つきでこちらを見上げ、その子はすぐうつむきました。
その犬は兄弟がいて、兄弟はみんな買われていったけど、その子だけが売れ残って大きくなってしまい、もう飼い手はつかないということで「里親を探して欲しい」と、飼い主がその火葬場に頼んできたそうです。
その子は自分が捨てられたことを自覚しているようでした。すごく寂しくてさみしくて、こんな目つきになっちゃったんだなと、すぐに思いました。本当何の気力もない感じでした。
その子を目にした時に、こういう子がそこら中にたくさんいることに改めて気付きました。
そこで私は、次の子を迎えることも悪いことじゃないんじゃないか?って思ったんです。
ペットロスについての人生相談で・・・
私は ペットロスの乗り越え方 体験談とペットロスを私が克服した方法 という記事でも紹介しているのですが、ペットロスになり、寝る時にいつもユーチューブを見ていました。
そこでスピリチュアリストの江原啓之さんが、情報番組の人生相談で「ペットロス」の方から相談を受けていました。そこで新しいペットを飼うことについてこうお話されていました。
・動物も進化していずれ人間になる。野性の動物と人間と関わる動物は表情が違うのは、人間と関わることによって霊性を高めていって、愛というものを学んでいってるから。なので、動物を飼うということは「魂へのボランティア」となる。
・ペットロスになったら、勇気をふるって新しい子に来てもらうのが一番。
・「この子の代わりはいない」ではなく、次の子はその子の兄弟。兄弟はどの子も可愛い。
・アニマルセラピーという言葉があるが、お互い様(愛をあげて愛をもらって)
どうでしょうか?
もし、新しい子を迎え入れようか?でも前の子に悪いから・・・と考えているとしたら、これを聞くと、少し気持ちが楽になりませんか?
私はすごく気がラクになりました。「新しい子を・・・」と考えたこと自体が、飼っていた子に対して「悪いかな」という気もしていたので。
ペットロスの母に私がすすめたこと
残念ながら私は、事情があって今はペットを飼うことができませんが、悲しみに暮れている母親に進めたのは、身寄りのない子を引き取るということ。
ペットショップで売られている可愛い子犬というのは買い手があります。でも私が火葬場で目の当たりにしたように、成犬になった犬や捨て犬は貰い手がつかないです。
保健所では毎日ものすごい数の犬や猫が殺処分されています。殺処分される犬は、自分がどうなるかをわかっているようで、みんな怯えて震えていました(YouTubeの映像です)
その犬や猫のほとんどが、飼えなくなって捨てられた子たちです。
身寄りのない子はもらってくれれば、また愛を知ることができるし、ペットをなくして辛い人は新しく迎え入れることで、笑顔になれるって「WIN×WIN」じゃないかなって思うんです。
母は「飼いたいけど、自分も歳だしいつまで面倒見れるかわからない」というので、そしたら尚のこと、保健所で死の順番を待っている老犬を飼ってほしいと言いました。
老犬になると余計に引き取り手がないので、それこそボランティアだと思って飼ってくれれば、お互いにとっていいんじゃないかと。
こちらはやっぱり早く逝かれてしまうと辛いですが「悲しい思いや怖い思いのまま殺されてしまうのと、人生の最後の方だけでも幸せを感じて天国へ逝くのとでは違う」と。
私も飼える時期がきたら次の子は必ず保健所からと決めています。
新しい子を迎えるのは悪いこと?まとめ
江原さんのお話はどうでしたか?動物を飼うことは「魂のボランティア」になる。
我が子(ペット)もいずれ人間になっていく。人間になっていくには愛を知ることが大事なんですね。
確かにペットは野生の動物と顔つき目つきが違って表情があり、人間に近いですよね。今、うちの子のドジな所を思い出しちゃいました。私と似てるんです(笑)
我が子に愛をいっぱい与えてもらっていただけじゃなくて、こちらの愛情がちゃんとその子の手助けになっていたのなら嬉しいですね!!
最後の「ペットロスの母に私がすすめたこと」で書いたことは「新しい子を迎えるのは悪いこと?」というテーマから、少し外れた内容になってしまいました。すみません・・・。
そこはこの記事では書くつもりはなかったのですが、つい熱くなってしまいました。もし興味がなかったら気にしないでくださいね。ただそういう選択肢もあるということです。
頭の片隅にでも置いといてもらえれば^^です。
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