「喪中は初詣に行ってはいけない」と聞いたことはありませんか?
実はこの考え方、神社とお寺では異なります。喪中や忌中の意味と期間を知ることで、正しい判断ができます。
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喪中と忌中の違い
喪中
身近な人の死を悼み、不幸を乗り越えるための期間。
期間に厳密な決まりはありませんが、一般的な目安は以下です。
- 配偶者・父母…12〜13ヶ月
- 子供…3〜12ヶ月
- 兄弟姉妹・祖父母…3〜6ヶ月
忌中
神社への参拝や慶事を慎む期間。
宗教によって期間が異なります。
- 仏教:亡くなってから49日間
- 神道:最大50日(親・配偶者は50日、兄弟姉妹・子供は20日など)
神社とお寺の考え方の違い
- 神社(神道):「死」は不浄・穢れと考えるため、忌中は参拝不可。
- お寺(仏教):「死」を穢れとせず、手を合わせることは良いこととされ、忌中でも参拝可。
特に浄土真宗では「死=成仏」と捉え、喪中の概念がありません。
喪中でも初詣に行けるか?
- 喪中:神社もお寺も参拝OK
- 忌中:神社は参拝NG/お寺は参拝OK
神社へ初詣に行く場合は、忌中が明けてからにしましょう。
お寺の場合は、忌中でも問題ないとされています。
まとめ
- 「喪中は初詣に行けない」というのは正確ではない
- 神社は忌中の期間のみ参拝を控える
- お寺は喪中・忌中問わず参拝可能
- 気持ち的に控えたい場合は無理せず時期をずらす
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