こどもの日は柏餅とちまきを食べるのはなぜ??深イイ意味が込められていた!!

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こどもの日に、柏餅を食べるという風習をご存知ですか?

実は私は、つい最近まで知らず「春になると柏餅売ってるな~」くらいにしか思っていませんでした。柏餅より早く売られる春のお菓子に「桜餅」がありますが、その違いもわからず「柏餅って葉っぱ食べれる方だっけ?」と聞いて失笑されたこともあります。

ちなみに桜餅が葉っぱが食べられる方です。柏餅の葉も食べれない訳ではない様ですが、一般的には食べません。

さて、なぜこどもの日に柏餅を食べるようになったのでしょうか?そこにはちゃんとした由来がありました。この由来を知ってから、柏餅を食べるか?食べないか?では、気持ちが全然違ってきますよ。

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こどもの日に柏餅を食べるのはなぜ?

柏餅は、あんこの入ったお餅を柏の葉っぱで包んである和菓子です。

なぜこどもの日に柏餅を食べるのか?は、その柏の葉っぱに意味が隠されています。

柏は落葉樹でありながら冬になっても葉は落ちず、春に新芽が出るまで古い葉が残っています。このことから昔の人は

子どもが生まれるまでは親は死なない=跡継ぎが絶えない

と考え、子孫繁栄の意味 で柏の気を縁起物として崇めるようになったそうです。

こどもの日(端午の節句)に、柏餅を食べるのが定着したのが江戸時代と言われています。江戸時代は、乳幼児の死亡率が高かったため、子孫繁栄の意味が込められている柏餅はそれはそれは縁起のいい食べ物だったんですね。

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こどもの日にちまきを食べるのはなぜ?

縁起のいい食べ物として「柏餅」を食べるという事でしたが「ちまき」を食べるというのも有名なんです。

柏餅は日本独時のものですが、ちまきは端午の節句の風習とともに、平安時代に中国から日本へと伝わりました。なので「こどもの日の食べ物」としては、柏餅よりも歴史が古いんです。

こどもの日にちまきを食べるようになったのは、中国の屈原(くつげん)という人にまつわるエピソードが元となっています。

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「王の側近として仕えていた屈原は、愛国心がとても強く、人々からも慕われていました。ですが、屈原をよく思わない人たちの陰謀により、身に覚えのない罪をなすりつけられた屈原は、王の信頼を失くし、国から追放されることになってしまいます。

国を追放された屈原は、懐に石を抱えたまま、川に飛び込み入水自殺してしまいます。

その屈原の死を嘆き悲しんだ人達が、米を詰めた竹筒を川へ投げ込んで供養していたのですが、そのままだと川に住む龍に食べられてしまうので、龍が苦手な葉で包み、五色の糸で縛るようになった」と伝えられています。

屈原のその人間性からか「ちまき」は忠誠心の象徴と考えられるようになり、中国では5月5日の節句の日に、ちまきを作り親せきに配る習慣が生まれ、それが中国から日本に伝えられ、現在に至っています。

端午の節句にちまきを食べるのは、病気や厄災を避けるという意味合いが強いようです。

地方で違うちまきの種類

上の写真の長細いちまきは、関西地方で食べられているということですが、私は今回ちまきの事を調べていて、この長細いちまきを初めて見ました。関西以外の方、知ってました?

私が知るちまきは、下の三角のちまきなんですが、日本の三角ちまきの中身は真っ白なもち米が入っています。下の写真の三角ちまきは中国ちまきだそうで、私はこれが普通のちまきだとずっと勘違いしていました。

まとめ

私はこどもの日の食べ物というと「ちらし寿司」や「ケーキ」なんかを想像していました。たぶんテレビCMなどで「こどもの日は(キャラクター)のちらし寿司で決まり!」とか見ているせいかと思います。「お正月はケンタッキー!」的な感じですね。

知らぬ間に頭にインプットされてたみたいです(笑)

昔はみんなやっていなかったのに、昨今は「節分に恵方巻を食べる」というのが流行っていますよね。こういった文化が見直されている今、こどもの日に「柏餅」や「ちまき」を食べるのも、もっと定着していくかもしれませんね。

そしてせっかく食べるのなら、由来などを知って食べた方が意味があるものになりますよね!

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